ひな祭り

同じ岩槻にある「大正館」は国登録有形文化財の中にも、おひなさまがあるというので行ってきました。こういう建物があるって事を今回はじめて知ったのです。もう20年以上は、さいたま市に住んでいるのに‥‥まだまだ知らない部分が沢山ありますね。建物の由来は離れの小部屋を参照の事。では、おひなさまを見に行きます。

中に入って直ぐ人形達がお出迎え。一見すると人形って言葉を発しない無言&無表情な感じがしますが、どっこい自分のその時の感情が人形に反映するのか様々に表情が変わるんです。本当ですよ。で、内部は狭い‥‥外観が小さいものですから、当然といえば当然。

しかし、この狭さが人形の華やかさを際立たせ、明治から大正、昭和と時代の変遷を映し出しているようで圧倒されます。とにかく奇麗で華やか、全てが布で仕立てられているんです。見事という以外に言葉が見つかりません。

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とても大きな、おひなさまがありました。どのくらい大きいかというと‥等身大よりは、一回りか二回りほど小さい感じです。6歳くらいの子供が正座している画を想像してくだされば、おおよその大きさが分かっていただけるかと思います。和柄あるいは和の色というのは独特で、これだけの色を使っている割にウルサクないのが素晴らしいです。

大正館のオオトリを飾るのは‥‥何と! ドコモダケでした。どうして、ここだけ現代なんでしょう。ま、可愛いですけれどね。こういうのもシャレで良いのではないかと。タイムスリップした感覚で大正館を後にしました。



つづく。



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人形の町・岩槻に行ってきました。前日に夕方のTVで見た愛宕神社の、おひなさまを見にやってきたのです。大和田から2駅という近距離ですが、意外と訪れる機会がありませんでした。煌びやかで歴史を感じさせる人形達を見られるのが楽しみです。いざ出発。

神奈川や千葉でも神社などで、ひなまつりを開催しているとか。でも、埼玉県在住の私にとっては、やっぱり岩槻が1番です。そして人形の町・岩槻だけに、おひなさまに対する熱の入り方が凄いです。駅周辺はもちろんの事、住宅街にも人形を生業とするらしい古民家的な家屋がありました。

愛宕神社は駅から遠くない場所に位置しています。人の波が一斉に一定の方向へ流れていきますので、迷う事はありませんでした。愛宕神社は塀で囲まれているわけではありませんから、私達夫婦は神社を正面にした左側から境内に入ったのです。そして‥‥忽然と雅やかな、ひな飾りに出会いました。

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神社に設えられた石造りの階段にズラリと並べられた煌びやかな軍勢に圧倒されました。こんなに沢山の、おひなさまを見たのは生れてはじめてです。で、当然ですが撮影しました。どうせ撮るなら人影が無い画を‥‥と思うのは誰もが同じ。ご覧の、おひなさまを撮影するのにちょっと待ちました。

ひな飾りならぬ階段飾りの横にも、おひなさまはいたのです。こちらの人形は丁寧に扱う事を条件に触ったり持ったりが自由でした。人形に触れるとは思いませんから、誰もが躊躇していて‥‥むしろ係りの方が「お嬢ちゃん、持って撮影すれば」と他人様の幼子に勧めていたくらいです。

人形飾りは、どれもが美しく品があって‥‥見ているだけで心が浄化される気がします。これからは毎年、この時期には訪れようかと思ったくらい素敵な体験をさせていただいた日でした。



つづく。



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